ラズパイPicoに2.4インチTFTモニターを繋ぐ
AdafruitのILI9341libraryを使い、スケッチ例からgraphicstestを試しました。
先ずは動画をご覧下さい。
SPI接続の配線図を示します。
正しくボードが選択され、必要なライブラリがインストールされていれば、下記の接続にて問題なく動作します。

ラズパイPicoでTFTモニターを使うための準備(ArduinoIDEの設定)
ArduinoIDEがインストールされていることを前提に進めます。 尚、現在ArduinoIDEはVer.1.8.15が最新です。
1)ボードマネージャにRaspberry pi Picoをインストール
①ArduinoIDEを開き、「ツール」「ボード”・・・”」「ボードマネージャ」と順にクリックします。
②ボードマネージャが開いたら検索窓に”pico”と入力すると下図のように表示します。
表示された中のArduinoI Mbed OS RP2040 Boardsをインストールします。

2)Adafruitライブラリのインストール
①Adafruit GFX libralyのインストール: ArduinoIDEを開き、「スケッチ」「ライブラリをインクルード」
「ライブラリーを管理」と順にクリックすると下図のようなライブラリマネージャが開きます。
ここで、検索窓にAdafruit GFX libralyと入力し、表示された中から目的のライブラリをインストールします。

②Adafruit ILI9341のインストール:次に、同じ画面でAdafruit ILI9341を検索してAdafruit ILI9341をインストールします。

3)AdafruitのILI9341のサンプルプログラム"graphicstestを試す。
AruduinoIDEから「ファイル」「スケッチ例」と順にクリックしてリストからAdafruit ILI9341フォルダーを開き、
その中からgraphicstestを選択すると下図のようなスケッチが開きます。

ラズパイPicoを使うためにスケッチを少し変更します。
上画像の赤線で記した部分を変更します。(行番号が少し違うかも知れません)
①22,23行目の前に//を挿入します。
②26行目 Adafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(TFT_CS, TFT_DC);の前に//を挿入します。
③27行目にAdafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(13, 15, 11, 10, 14, 12);を追加します。(GPIO12の結線は不要)
補足:GPIOピンの設定はこの例に限らず、他のピン配置でも可能です。
()内の番号がラズパイPicoの使用するGPIO番号となり、下行の(TFT_CS~TFT_MISO)に相当します。
29行目//Adafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(TFT_CS, TFT_DC, TFT_MOSI, TFT_CLK, TFT_RST, TFT_MISO);
以上にて変更が完了です。後は、コンパイルして書き込むだけですが、大事な注意ポイントがあります。 それは、
最初にスケッチを書き込む時は必ず、マイコンボードのブートスイッチを押しながらUSBケーブルを差し込むことです。
一度この操作をすると次回からは他のAruduinoボードと同様に書き込みが出来ます。 また、シリアルポート番号が
例、COM8(Rspberry Pi Pico)などと表示されます。
あとがき
1年ほど前、このTFTモニターを買った時にESP32を使ってAdafruit_ILI9341の"graphicstest"をテスト済みでした。
今回、ラズパイPico入手を機会に、お蔵入りしていたモニターを動かすことにしました。
最初にMicro Pythonの勉強にと別のサンプルプログラムを試しましたが、描画が今一だったのでArduinoIDEを
使って"graphicstest"を試すことにしました。
しかし、SPI接続のGPIOがMicro Pythonの場合と異なり、後期高齢者には難解で数日間試行錯誤しましたが、
無事に描画が速くて綺麗な映像が観れて幸いでした。
皆さまの参考になれば幸いです。
by Paradise
先ずは動画をご覧下さい。
SPI接続の配線図を示します。
正しくボードが選択され、必要なライブラリがインストールされていれば、下記の接続にて問題なく動作します。

ラズパイPicoでTFTモニターを使うための準備(ArduinoIDEの設定)
ArduinoIDEがインストールされていることを前提に進めます。 尚、現在ArduinoIDEはVer.1.8.15が最新です。
1)ボードマネージャにRaspberry pi Picoをインストール
①ArduinoIDEを開き、「ツール」「ボード”・・・”」「ボードマネージャ」と順にクリックします。
②ボードマネージャが開いたら検索窓に”pico”と入力すると下図のように表示します。
表示された中のArduinoI Mbed OS RP2040 Boardsをインストールします。

2)Adafruitライブラリのインストール
①Adafruit GFX libralyのインストール: ArduinoIDEを開き、「スケッチ」「ライブラリをインクルード」
「ライブラリーを管理」と順にクリックすると下図のようなライブラリマネージャが開きます。
ここで、検索窓にAdafruit GFX libralyと入力し、表示された中から目的のライブラリをインストールします。

②Adafruit ILI9341のインストール:次に、同じ画面でAdafruit ILI9341を検索してAdafruit ILI9341をインストールします。

3)AdafruitのILI9341のサンプルプログラム"graphicstestを試す。
AruduinoIDEから「ファイル」「スケッチ例」と順にクリックしてリストからAdafruit ILI9341フォルダーを開き、
その中からgraphicstestを選択すると下図のようなスケッチが開きます。

ラズパイPicoを使うためにスケッチを少し変更します。
上画像の赤線で記した部分を変更します。(行番号が少し違うかも知れません)
①22,23行目の前に//を挿入します。
②26行目 Adafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(TFT_CS, TFT_DC);の前に//を挿入します。
③27行目にAdafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(13, 15, 11, 10, 14, 12);を追加します。(GPIO12の結線は不要)
補足:GPIOピンの設定はこの例に限らず、他のピン配置でも可能です。
()内の番号がラズパイPicoの使用するGPIO番号となり、下行の(TFT_CS~TFT_MISO)に相当します。
29行目//Adafruit_ILI9341 tft = Adafruit_ILI9341(TFT_CS, TFT_DC, TFT_MOSI, TFT_CLK, TFT_RST, TFT_MISO);
以上にて変更が完了です。後は、コンパイルして書き込むだけですが、大事な注意ポイントがあります。 それは、
最初にスケッチを書き込む時は必ず、マイコンボードのブートスイッチを押しながらUSBケーブルを差し込むことです。
一度この操作をすると次回からは他のAruduinoボードと同様に書き込みが出来ます。 また、シリアルポート番号が
例、COM8(Rspberry Pi Pico)などと表示されます。
あとがき
1年ほど前、このTFTモニターを買った時にESP32を使ってAdafruit_ILI9341の"graphicstest"をテスト済みでした。
今回、ラズパイPico入手を機会に、お蔵入りしていたモニターを動かすことにしました。
最初にMicro Pythonの勉強にと別のサンプルプログラムを試しましたが、描画が今一だったのでArduinoIDEを
使って"graphicstest"を試すことにしました。
しかし、SPI接続のGPIOがMicro Pythonの場合と異なり、後期高齢者には難解で数日間試行錯誤しましたが、
無事に描画が速くて綺麗な映像が観れて幸いでした。
皆さまの参考になれば幸いです。
by Paradise
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