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M5 Stack ATOM Lite を使って倒立振子型ロボットを作る その2

2020年6月23日
先は動画をご覧下さい。
キビキビ走り回る安定度抜群の倒立振子型2輪ロボットです。前面カバーに幼児が好きなドラえもんのイラストを借用しました。


1)ボディの工作について
私と同じ部品の入手が難しく、切削用のDXFファイルを添付しても役に立たないと思います。
と言うのは、ここで使用したステッピングモータ39㎜はオリジナルマインド社の新古品を利用しましたが、今では入手出来ません。
一般的には国内で入手し易い42㎜(NEMA17)タイプを使うことになります。

その他の工作については5年前の記事になりますが、下記URLのB-ROBOT3号機iの紹介記事を参考にして下さい。
http://kishiwada2.web.fc2.com/CNC/B-Robot3.htm

2)コントロール基板の回路図
今回製作目標の一つ小型化を実現するのに超小型のM5 Stack ATOM Liteを使いました。
ATOM Liteには、ESP32picoが組み込まれています。しかし、GPIOが最大8個しか使えませんが、B-ROBOT EVO2に必要な
要件を最小限ですが満たしています。但し、標準機能以外の拡張性が有りません。
ATOM Liteの3.3V出力電流の容量が僅かなので、別途3.3V500mAの電源を用意しました。
尚、GPIOの出力先がバラバラなのは、プリントパターンを優先した結果です。 IO26と32がPH2.0 4Pコネクターから出力
されていますが、本当はここにIO21と22を出してほしかった。その理由はI2Cラインが便利に使えるからです。
Brobot_EVO2_circuit1.gif

3)CNC切削でプリント基板の作製
簡単な回路なのでユニバーサル基板で作れますが、生基板にCNCでパターンを切削しました。
下の画像は実寸より大きいですが、実際の寸法は55㎜X55㎜の正方形です。但し2個所ジャンパー線が必要です。
基板切削用DXFデータのZIPファイルをダウンロード出来ます。
BrobotEvo2_PCB1.gif


4)組み立て済の基板を参考にして下さい。
ATOM LiteとMPU6050の間隔が狭かったので上記プリントパターでは少し間隔を広げてます。
BrobotEvo2_03.jpg

5)電源について
私は手持ちのデジカメ用7.4Vリチウムイオン電池を使いましたが、純正品が高価なので互換品を使っています。
参考:Canon純正型のNB-10L(ロワ・ジャパン)880円をAMAZONにて購入。
新たに用意される方は、3S(11.1V)タイプのLipo電池を使う方法があります。その場合はDC/DCコンバータが不要です。
NB-10Lの電池ケース加工方法はB-ROBOT3号機の紹介記事を参考にして下さい。

次回はghmartin77氏がESP32用に作成され、Githubに公開されたソースファイルを
M5 Stack ATOM Liteへの変更点などを紹介します。


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Author:CNC_Paradise
木工・彫刻・機械工作・電子工作が
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