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LoRa衛星のテレメトリー信号受信 その2

その2 LoRa衛星のテレメトリー信号受信用ボードを交換
2022年12月4日午後より運用開始
先に使ったHeltec WiFi LoRa32 V2を同じHeltecのWireless stickに置き換えて受信感度のテストを実施中。

下の画像がHeltecのWireless stickで、0.49インチOLEDディスプレイを備えた433MHz帯のLoRaボードです。
但し、OLEDが小さ過ぎて老人の私にはルーペが無いと読み取れません。もし、これから始められる方で
購入をお考えの方は、OLEDは必需品では無いのでOLEDを省いた<Wireless stick Liteをお勧めします。
またOLEDが必要な場合は、安価に購入可能な0.96インチ 128x64 I2C接続のOLEDが外付け出来ます。
Heltec_Wireless_stick2.gif

1)Wireless stickを使った場合の設定方法
先ずは、TinyGSのホームページ下段のGitHabに入り、どのような事をするのかREADME.mdを塾続します。
尚、付属のアンテナでは感度が悪く受信が困難です。次回予定のグランドプレーンアンテナの自作を
参考に作られるのが賢明です。(1000円以下で出来ます)
①Install
Linux、Windows、Mac に使えるワンクリック アップローダーを利用します。
次の手順ページを開き、使用するOSに合ったアップローダーをリリースページからダウンロードします。
私はWindows派なのでTinyGS_Uploader_WINDOWS.exeを選びました。

②インストールの実行
PCとボードをUSBケーブルで接続してダウンロードしたUploaderを実行しますが、セキュリティソフトが
ウイルスソフトと認識して強制的にダウンロードファイルを削除したので、一時的にセキュリティソフトを
停止して実行しました。
また実行前に、Configure the board「ボードを構成する」パラメータに必要な項目を準備しておきます。

③ボードを構成する (ほぼコピペ)
ボードの初回起動時に、My TinyGS という名前の AP が生成されます。WiFiネットワークに接続すると、
ステーションの基本的なパラメーターを構成するための Web パネルが表示されます。
私の場合は、Web ブラウザーの url にIPアドレス192.168.4.1を入力してWeb パネル表示させました。
詳しい説明は下段のリンク「ボード構成の詳細」を参照して下さい。
TinyGS_dashboard.gif

④設定パラメータ
GROUNDSTATION NAME:地上局の名称 解り易い適当な名前付けます。
GROUNDSTATION PASSWORD:適当なパスワードを設定します。
SSID と PASSWORD:ホーム WiFi ルーターのSSID と PASSWORを記入します。
タイムゾーン:プルダウンメニューからアジア東京を選択します。
LATITUDE および LONGITUDE:設置場所の緯度経度をGoogleMap等で調べておきます。
MQTT_SERVER および MQTT_PORT:初期設定のまま
MQTT_USER および MQTT_PASS:この情報を得るにはTelegramをインストールする必要があります。
Telegramのインストールが嫌な場合は全てを残念するしかないようです。
BOARD TYPE:最初私はハードウエアをHeltec WiFi LoRa 32 V2に設定していました。
次にテストしたボードがHeltecのWireless stickですが実物を比較した結果、ピンアサインが全て同じなので
Heltec WiFi LoRa 32 V2を選びましたが、問題なく動作しています。
OLED の明るさ:デフォルトのまま使っています。
Enable TX:通常一般地上局は受信のみなので必ずオフに設定します。
自動同調:デフォルトのままオンに設定しています。
サードパーティへのテレメトリ:デフォルトのままオンに設定しています。
テスト モード:オフに設定しています。
自動ファームウェア更新:デフォルトのままオンに設定しています。
ボード テンプレート:BOARD TYPEで設定済みなので空白まま使用。
モデムの起動:デフォルトのまま使っています。
高度なパラメーター:デフォルトのまま空白で使用。

2)テレグラム(←クリックすると開きます)のインストール
TinyGSの設定や操作には、テレグラムをインストールを行う必要があります。
見出しのテレグラムをクリックするとテレグラムのTinyGSコミュニティに参加するページが開きます。
ヘッダーライン右端のアイコンからテレグラムをダウンロードします。
設定にはIDとパスワード及び携帯電話番号が必要ですが固定電話は使えません。
テレグラムの設定が終わるとTelegram、MQTT Bot、TinyGS Personal Bot、TinyGS Communityの項目が
出来ます。

先の設定項目のMQTT Userナンバー及びPassの取得は、TinyGS Personal Botにアクセスして
メッセージ欄に/mqttコマンドを入力すると取得できます。

3)ローカル データ アクセス
また設定完了後は、ボードとPCを接続しなくてもローカル Web サイトから、Ground Station のデータと構成に
アクセスできます。/weblogimコマンドを入力すれば、Webアドレスが送られてくるのでアクセスすると
ヘッダーラインにSIGN OUTのアイコンが付いた設定ページが開きます。
次にEDIT STATIONにてTinyGS Consoleに画像や説明文章を追加したり、アンテナのバンド幅を表示
(スライダーがシビアで使いずらい)等の編集が出来ます。編集後は保存してSIGN OUTで終了します。
TinyGS_WebEdit1.gif

尚、現在利用可能なコマンドは次のとおりです。
/mqtt - MQTT アカウントを作成または編集します
/stations - ステーションのステータスを表示します
/delete - データベースから 1 つのステーションを削除します。
/weblogin - Web のログイン リンクを生成します。

二つ目の地上局を構成した機会に備忘録を兼ねて掲載しました。
未だ誤りや不足箇所があると思います。順次訂正しながら加筆したいと思います。


皆さまの参考になれば幸いです。
by Paradise exJH3VSR


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サッカー ワールドカップ カタール大会 決勝T進出おめでとうございます

2017年の作品ですが、手回しウエーブ人形を再掲載して応援致します。
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Author:CNC_Paradise
木工・彫刻・機械工作・電子工作が
大好きで自作のCNCを使って工作を
楽しんでます。

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