木製Zip Chain Actuatorの製作
木製Zip Chain Actuatorの製作
2017年9月の作品
2017年9月の作品
私とZip Chainの出会いはテレビ東京系の人気番組、カンブリア宮殿2016年3月31日放送にローラーチェーンの
トップメーカー椿本チエインの長会長が出演されました。番組の中で照会されたZip Chain Actuatorを開発された
技術者の発想が素晴らしくて感銘、そこで何時ものように木製チェーンのスケルトンモデルを作ってみました。

普通のローラーチェンはスプロケットギア―に沿って滑らかに円弧を描いて周りますが、単体ではくにゃくにゃと
方向を変えます。ジップチェーンはリンクプレートをカギ状に加工して対向する二組のチェーンを隙間なく噛み合わす
ことで折れ曲がらない柱状となります。このため、油圧シリンダーや空気シリンダーのような伸縮が出来ます。
また、シリンダー式の場合はピストンロッドの伸縮長に対してそれ以上の長さのシリンダーが必要ですが、ジップ
チエーンの場合はチェーンを折り曲げて収納するので設置高を低く出来る特徴があります。
実物の説明は椿本チエインのホームページをご覧ください。

下の写真のように、噛み合ってない部分は自由に曲がりますが、噛み合った部分は柱状となります。

全て噛み合うと一本の柱状になります。

ジップチェーンを引き抜いた状態なのでスプロケットの様子が判ると思います。

先に使った手持ちのギアーモーターはオーバースペックだったので、新しく小型のギアーモーターを購入して交換。
これに合わせてモータードライブ回路も少し変更しました。

アップダウンの操作は、WiFiを使ってスマートフォンからコントロールします。
下記の回路図はモータを小型に変えたのでドライバーユニットをTA7291Pに変更してます。

動画をご覧ください。
2019.04.15 by Paradise
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